10/8
〈本の姫〉は謳う2/多崎礼
10/28
〈本の姫〉は謳う3/多崎礼
10/29
〈本の姫〉は謳う4/多崎礼
忙しくて間が空いてしまったけれど、『〈本の姫〉は謳う』を読み終えました。とても面白かった!
私、ボーイミーツガールがあんまり得意じゃなくて、多崎先生のお話好きだけどその要素だけちょびっと苦手で、でもこの作品は仲間との冒険や大きな悪意へ立ち向かう様や過去の記憶の謎など、物語の壮大さが圧倒的に面白かったです。
聖域のディストピア?な雰囲気もすごく好きだった。聖域を保つエネルギーが無意識の集合で、だからこその思考の統一、それ故の無機質で不自由な世界…というのが面白くて。
初期作品なので読む機会がなかったんだけど、今回新装版を揃えられて良かったです。
11/12
廃遊園地の殺人/斜線堂有紀
本屋さんで見つけて「これは面白いぞ……」の気配を感じて購入。
めっっちゃめちゃ面白かった。キャラクター設定も謎解きも仕掛けられたミスリードや伏線も。
『楽園とは〜』もだけど、情緒にアタック喰らってしまう作品が多い。
単行本版と比べてみたいなぁ。
11/18
背の眼/道尾秀介
ふぉろわさんおすすめの『骸の爪』を読むためにまずは一作目から。
ホラーというか怪奇要素は割合でいえば少なめかな。事件の謎を解くためにとても重要というわけでもないけれど確かに存在していて、冒頭の謎の言葉の意味がわかったときはゾッとした。
理屈で説明がつくならそれでいいけど本当はそうじゃないものを探しているというのがいいな。だからミステリとして成立しているんだろうな。